06:30
太陽から日差しがカーテンの隙間に降り注ぐ、中、 僕は目が覚めた。 昨晩は夜中に目覚めなかった。これは術後には初めての経験だ。 僕は、以前の僕に戻りつつあることを意識せずにはいられない。
「戻れるんかな?」
いや、戻るんだ。と強く言い聞かせた。 以前の僕の朝のルーチンを意識するかの如く、パンを食べ、 小豆を食べ、白湯を飲む。 こうしていると、 まるでこの1週間の苦しみは無かったようにも思える。
07:30
寝起きに、トイレに直行することが無かったせいか、 今は電車の中だが、体力も残されており普通に通勤できている。 違うのは、やはりトイレにいつ行きたくなるかの不安がある為、 用意が出来たら、いつもより早く出発したくらいだ。
「今日は仕事を頑張るぞ!」
そこには、最近には珍しく、ポジティブ思考の僕がいた。
08:15
「急げ、急げ、待ってくれないぞ!」
僕は、足早に会社へ向かっている。 交差点の赤信号が僕を苛つかせる。 到着まで10分という辺りで便意を催し始めた。
これはガスか、大便か? まだ僕の肛門はそれをはっきりとは区別できない。 術前なら容易であったこの判断も今は自信がない。
なんとか会社のトイレに駆け込もうとしたところ、掃除中だった。 なぜ、このタイミングなんだ?と憤慨しながら、 別の階に向かうと、事なきを得た。
そして、ガスと思っていたら、大便だった。 昨日に引き続き、なんの苦労もなく排出することが出き、 量も十分だ。 色々と改善してきていると思う。
11:30
再び、催してきて、トイレに少し大便排出。便は相変わらず細い。
16:30
再度、便意があり排出、今度はそれなりに出た。 1日3回も行ってるのでトータル量は多い。 さすがに今日は、これが最後だろう。
肛門の痛みは、チクチクする感じ、肛門キュッも、 気を付けてるし、症状も緩和してるので、今日はほぼ無し、 1回だけかな。
23:30
さて、そろそろ寝るか、今日は大便に3回も行ったが、 それ以外は完璧な1日だった。