痔の手術体験記です。同じく痔で苦しんでる仲間達の参考になればとおもいます!

外痔核手術 4日後

いつも通り目が覚める。 ああっこれぞ日常だ。 もうあんなに苦しんだ日々は過去のものになるのだろうか? また新たな問題勃発になるのか?

 

僕はあまり寝起きに便意を催すことはないのだが、今日は起きたらすぐにトイレに行きたくなり、そして抵抗する余地もない感じ。

 

感覚的には、肛門が開いてる感じがあり、出てくるのを押さえられない感じがする。 これはあくまで感覚的なものだと思うが、いま電車に乗ってて、こんな便意が来るのが、ちょっと怖い・・・

 

しかし、それ以上に、再び、日常の生活で便意がきて、排便ができた喜び爆発! 少なくとも今日はもう、また出なくて地獄の苦しみを味わうことはないだろう。

 

しばらくは、下痢気味でもよいので、軟便な状態になるように、必ず処方されたマグネシウム薬は絶対に飲み忘れてはいけない。

 

「肛門が痛いよ、痛いよ(泣)」


二歳児のように泣きたいが堪える。

今日は会社で、2回トイレに行った、いずれも細い軟便。しかし、これを出すのにも結構苦労する。出なかった時の地獄の苦しみの比ではないが、辛いのに変わりない。

そして会社の昼休みには、肛門の傷口から出てくる黒い血みたいなので

 

「ひいっ(泣) 痛いよ(泣)」

 

今、この記事を会社から帰宅時の電車の中で立ちながら書いていたら、出発で揺れた時に、肛門キュッが起こり、そのせいで激痛になる。

この瞬間は、身体がビクッと反応し、顔は上に跳ね上がり、口が空き苦悶の表情になるから、周りからみたらかなりヤバいやつになってると思う。しかしどうしようもない。

 

今日はなんども、これがあった。バランスを崩す、急な動き、階段を降る、これらの動きが肛門に力をいれるようだ。階段なんか一段降りる事に大変な思いをする。手すりをもって、身体を支えながら降りれば多少マシではある。 あと電車から降りる時ってホームが数センチ下な事が多い、ここに着地するのがかなり辛い。なるべく最後尾にまわり、ゆっくり降りるしかない。

 

昼くらいまでは快調だったが、トイレ合計3回、何度も繰り返される、降りる動作からの肛門への刺激が、次第に、僕の気力を失わせる。

 

帰宅時には、かなり疲労困憊していた。

 

話は戻って、会社の昼休みには肛門パットは交換した。 汚れるし、独特の臭いが気持ち悪い、これは、毎日交換しよう思った。

大変な1日だったが、術後初めての仕事なんで、おそらくは今日がもっとも辛い日かも知れない。 徐々に改善を期待したい。

と書いてるうちに、電車の前の座席が空いた。座るべきか? 座ざるべきか? の葛藤の末、僕は座るを選択した。

 

「ん? 視界が斜めに?!」

 

なんだ、この変な姿勢のやつは?
と僕を客観的に見る事ができたら、間違いなくそう思う。

座ってると、特に肛門にパットを付けてるので、底が盛り上がってる。そして座るとそのせいで更に肛門が刺激されるというわけだ。これを避けるには、片尻に体重をかけ、斜めに座るしかない。また、さりげなく上げてる側に尻下に手を入れて斜め体制を、楽に維持する技術も必要だ。

 

「大丈夫だ、僕を見ていない、いける! いけるぞ!」

 

と心の中で叫んでると、前にいる少年と目があった。気のせいか? そして、また目が合う、僕が周りを気にしてるから目が合うのか、挙動不審で見られてるから目が合うのかわからないが、いつも僕に優しかった世界が変わってしまったのは間違いがない。

そして、また電車から降りる時に、ビクっと身体に衝撃がはしりながらいつも駅に降り立った。 この地獄はいつまで続くのだろうか?

 

18:30

家に帰ってからも。、一瞬の油断で、肛門の収縮させる筋肉を使ってしまい、飛び上がる程、痛い。しかし。、この筋肉さえ使わずに寝ていれば,ほぼ痛くない両極端な状態である。

ここまで、かなり心身混狽してい僕に、この後さらなる試練が待っていた。

 

20:00

「ううっ、また出ないよ出ないよ出ないよ、なんでやねん(怒)」

 

今日4回目の便意でトイレに行く。便が細く大した量が出ていないので、回数が多くなってるんだと思うが、今日、4回目の大便は、僕の疲労をさらに濃いくさせる。
しかも結局、便意はありながら、苦しんだだけで出なかった。と言うことは、また寝る前に、さっきより大きなくるしみなることは容易に想像できる。

 

また、あの全然出なかった時間が続いた今朝の状態に戻るのか? それを考えると恐怖で寒気がする。 あれは地獄の苦しみだった。 肛門の幅は狭くなってるのは間違いがないが、これは本当に改善するのか? 不安で仕方ないが、今の僕に出来ることはただ待つだけだろう。

 

さて、今は小康状態、これから訪れるであろう試練の時に備えて、少しばかりの休憩を取ろうと思う。

 

22:30
僕は今、必死にネットを調べている。 そう来るべき戦いに向けて丸裸で望めば同じ結果が待っている。 何か武器はないか?と調べるとオリーブオイルを飲むと、成分的にそのまま.腸に到達し潤滑油の働きをして便通がよくなるとあった。

 

しかし術後に飲んでもしみたりとか無いのか? 術後気をつけるもの食材は、コショウ、唐辛子等の香辛料系はそのまま.肛門まで到達しやすいので避ける方が良いと入院した時のもらったマニュアルに記載があった。 よし、今日は、オリーブオイルを試してみよう。さっき苦しんででなかった、あいつを明日の朝にスルっと追い出してやりたいぜ。

 

01:30

お腹が張る、とっトイレ・・・

僕の平穏な夜は、肛門の膨らみにより、いきなり嵐へと変わった。もう僕は大海原に投げ出されかが如く、振り回されるのみだ。

 

「ここは、どこだ? 僕は、どの地点まできているんだ?」

 

そう何もわからない。 もう、ただ眠ることさえ許されないのか? 結局、大きなガスが抜けただけで、大便は出なかった。 出ないと、ただ詰まり、それは結局、どんどん.固くなるだけだろう。 今まさに、敵は一極集中の最中だ。これをただ眺めていては大軍により蹂躙されるのみになる。その前に個別撃破したいが、それさえも苦戦。

 

まだ前々日の朝のように、死にそうまでは到達してないが、出ないとなれば、自然と辿り着いてしまうし、時間はあまりもう残されていない。

ここから僕はどすればよいのだろうか? このブログは基本的にはリアルタイムで書いている、そうまさに今は夜中の1:30で、今書いた事は偽りない本音ばかりだ。


02:20

「ひいっ!」

目の前に火花が飛ぶ、これは比喩ではなく冗談抜きにまさにそう感じる。

通常なら、変に力を入れたり、階段を降りる動作でもしないかぎりは、こうならないが、便が肛門近くにある時は、時折、それが肛門を刺激し一瞬の収縮が起きる。

ビクっとした反応、目が閉じられ、その瞬間に口が開き、そして目を開く動作が一瞬で行われ、それが眩しいので火花が飛ぶように感じるんだ。 本当に酷い醜態をさらしているが、これは反射的に起きる動作で、止められる代物では絶対に無い。

 

肛門に溜まった便のせいで眠る気にならないし、眠れなさそうだが、体力も尽きかけていて、おそらく、もうすぐ再び眠るだろう。

 

しかし、すぐまた、お腹の張りで目覚めだろう。

 

03:00
いつの間にか眠っていたようだ。 しかし肛門からは叫び声により目が覚める。

出してくれー、出してくれー

と囚人のようなら叫びが聞こえる。 大丈夫だ、まだ聞こえる気がするだけで、実際には聞こえてないと認識できている。僕はまた狂ってはいないようた。

 

苦しみのなか、今度は布団に入り眠りにつく。