痔の手術体験記です。同じく痔で苦しんでる仲間達の参考になればとおもいます!

外痔核手術 9日後

06:30
いつもより早く目が覚めた。 大をしたいわけではないが、小は溜まってるのでトイレに。 そして再び眠りにつく。

 

08:00
僕は目覚めた。 窓から差し込む光の弱さが、今日の天気は曇り空だという事を僕に伝えて来る。

便意はない、朝食を食べ、いつも通り薬を飲んで寛いでいる。

 

「今日は、ここ数日の流れと違う。 次のステージへ行ったか?」

 

いつもなら、即座に便意で、あまり出ないパターンだが、何かが違う。 またどうしても出ない苦しみが、この後に待っているのではないか? 暗い影が、僕の視界を奪っていくような気がした。


09:45

「今日はスッキリ! ひゃっほー」

 

便意を催し、トイレに、出そうとすると10秒で出た。 量も毎日出てる事を.考えると十分な気がする。 出した後のヒリヒリは変わりないが、トイレにいる時間が短かった事もあり、痛みは強くなる前に処理ができた。 便自体はマグネシウムを飲んでるので軟便なので、こんなもんだろう。

排便タイミング、出しやすさ、量、全てが、術後では一番調子が良い。少しづつだが良い方に向かっているような気もする。 マグネシウムをやめた後も、便をだせるのか?と不安があるが、これは待つしか無いだろう。

 

16:00
快調に過ごしている。 今日は平穏な時を過ごせてる。

 

17:00

「僕は降りれてる! 降りれてるぞ!」

 

些細な事に感動を覚える。今日は階段を降りる時に、肛門キュッがかなり少なく、ギリギリ普通の人と呼べる速度で降りることが出来た。
術後は、何故かこの動作の度に、肛門キュッが発生し、階段はほぼ使えない状態だった。 そして、それは昨日も変わらなかったのに、今日はかなりいける。 人間の身体とは不思議なものだ。

 

01:00
今日は、かなり良い1日だった。 この調子で明日以降順調に回復してほしい。
術部の痛みは、動けば、チクチクはたまにあるが、大したことはない。
現在のところきになるのは以下2点だ
・項目にイボみたいなでっぱりがある。術前はなかったがこれはなんだ?
・肛門の狭さと固さ。 まだ痛いのでほとんど触ってないから実際のところよくわからないが、以前の赤子のような柔らかい肛門と比べると、狭くて固い感じがする。実際便もかなり細い。 マグネシウムでの軟便以外を出すと苦労しそうだ。

改善を祈りつつ、今日はもう眠ろう。

外痔核手術 8日後

08:30

30分程前に目が覚めた。 やはり早朝に少し出たせいで、起きた瞬間にトイレで駆け込むという感じではないが便意は、すぐにきそうな感じはある。
そして、それは朝食後にすぐにやってきた。

 

「おっ、意外と簡単にでた。」

 

大きく力むこともなく、どちらかと言えば自然な排便だ。でもこれはマグネシウムの効果で練り状の便だからでは?

 

排出後の肛門ヒリヒリ感はあるが、これは30分もすれば収まるだろう。

全体的に、日々少しづつではあるが改善の兆しも少しはる。 その歩みはかなり鈍足ではあるが。

 

10:30
やっと肛門のヒリヒリが落ち着いてきた。 この間は、ゴロゴロしてタブレッドでも触りながら、何もしないことの一択だ。 今日は休みだけど、仕事の時に通勤が辛いのは、この状態で出掛ける必要があるからだろうな。

 

11:30
便意を催してトイレに駆け込む。 これがガスではない。 そして僅かばかりの大便が排出、こんな量の為に、せっかく落ち着いた肛門ヒリヒリがまた再開。 ほんと辛い。
この痛さは術後MAXだ。 というのも術後から、痛さという意味では、それほど苦しんでいない。 なので術後から、徐々に痛さが改善してるかというとまた違う。
なんていうのか、痛さの質がちがう?

また、1時間くらいは、だらだらと痛みが収まるのを待つしかない。

 

14:30
ずっと家にいるのも身体にわるそうなので、昼飯を食べに外出。しかし途中で、お腹がスッキリしない。ご飯を食べて帰ってきた。 

 

「なんか、今日はずっと、しんどいなぁ」

 

まだまだ、全快には、程遠い。こんな時は、ネガティブなことばかり考えてしまう。

 

23:30
小康状態を保ちつつ、のんびりとした時間を過ごせた。 しかし頭の中は肛門の事ばかり考えている。 こんなの一つの事を考えるのは? 恋愛と同じだ言えるかもしれない。

大便がいるのか? ガスが溜まってるのかわからないが、何かいそうな感じはある。 寝る前に出すべきか? 出さざるべきか? ガスは限りなく出す努力をして、さらなる葛藤の中、僕は眠りにおちていった。

外痔核手術 7日後

「おっ、もう朝?」

 

術後、夜中に目責めないで、朝を迎えたのは初めてではないだろうか?
しかも、毎朝の寝起きは肛門が痛いのに、今日は大丈夫だ。

 

なぜだ? この違いは? そう言えば、昨晩は寝る前にに、トイレにいった。
かなり苦しんだが、少しばかりの大便と、ガス抜きをしてから寝たのだった。

 

それにより、肛門への圧迫が減ったのが原因と考えられる。 たしかに圧迫があれば、それは朝まで続くし、途中で目覚めたりもした。
しかし、トイレに行くのは苦難の作業なので寝る前に疲労困憊するのは出来れば避けたいところだ。

いつも通り寝起きすぐにトイレに向かったが、僅かばかりの大便しかでない。まあ、昨晩寝る前にに少し出てるので、こんなもんか?

7時に目覚めてから、今は3時間経過、ここまで肛門キュッにはなってない。色々とコントロールする技を習得しつつあるかも、知れない。 レベル100(なんの?)を目指すぜ!

 

10:30

「ひいっ、だめだ、抗えない(泣)」

 

僕は、肛門の奴隷に成り下がった。つい1週間前まで僕が肛門を操っていたのに、立場が逆転してしまい、僕は抵抗する力も、気力も持ち合わせていない。 ただただ、突然、下される命令に下を向いて服従あるのみだ。 令和の世の中にこんなパワハラが許されて良いのか?

便意を催すと、以前と違いそこで.我慢が出来る感じではない。一刻も早くトイレに行かないと爆発しそうだ。 この感覚が治るまでは、おいそれと外出ができない。 ましてやディズニーランド等の混んでるイベントに行くのは狂気の沙汰だろう。

しかし、素直に命令に従った僕にはご褒美があった。 久々に多めの大便と、その後のスッキリ感は、筆舌に尽くしがたい。 もし明日の朝に、またこの隷属を受け入れれば、再度、この気分を味わえるのか? ならば、積極的に受け入れてしまいそうだ。 その時、僕は、身も心も奴隷に成り下がる。


20:30
調子がよく、今日は肛門キュッも、まだ2回のみ、まあ今日は休日なので1日家にいたせいもあるが、快調な時間が過ごせて嬉しい。 出来れば、今日はこのまま快眠、明日の朝にスッキリ起きれて、すぐ快便が理想だが、はたして!?

 

23:00
さて、これかた就寝だが、肛門の調子は良い感じ。朝に大便が出てから、便意はない。 これが良いことかわからないが、答え合わせは明日の朝だろう。

 

「今日も、朝までねむれるかな?」

 

そう、呟きながら、布団に向かった。

 

04:00

「肛門が痛いよ、痛い、痛い(泣)」

 

今、僕の肛門期はヒリヒリしてる、何故なら大便をした直後だからだ。 痛みレベルは、大したことなく耐えれるがヒリヒリ苦痛ではある。

こんな代償を払ったんだから、たっぷり出てればよいが、残念ならら少ししか出なかった。ということは、また短時間で、この、苦しみを味わうはめにらなるのだろう。その必ず訪れるであろう現実が僕をら憂鬱にさせていく。

また、こんな夜中に目覚めてしまった。 お腹の張りで目覚めたのだが、なんで朝まで待てないんだ、こいつは? 僕の肛門はもう明らかに別人格で、話し合いすらできていない。

 

「やっぱ、もう以前の生活に戻るのは、無理なのかな」

 

何でもないような事が 幸せだったと思う 🎵
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜 🎵

 

僕の頭の中には、このフレーズが自然と流れ出した。
術前に享受していた、平穏な日々は幸せだったんだ。

そして、再び、僕の意識は深淵へと消えていった。

 

外痔核手術 6日後

爆発しそうな肛門と、少しばかりの頭痛と共に僕の1日は始まった。

 

昨晩寝てから、お腹の張りて2度ほどめざめたが、小便だけしてそのまま就寝。

 

今日は朝から、体調は悪さは明らかだ。 そしてすぐにトイレに駆け込み、大便排出を頑張るか、当然ながらすぐに出ないので必死の思いで、細い便を出すことに成功。 今日はいつもに増して肛門がヒリヒリする。

 

今、通勤の電車の中だか、立ってるのもかなり辛い。 としてるうちに前の人が降りたので、座る事が出来た。 かなり助かった。 毎朝のトイレ格闘で体力のかなりを奪われるので、この朝の通勤は地獄と言えるだろう。

 

ダメだ、ブログを書く気力すら奪わられてきた。 ひとまず音楽でも聴いて休憩しよう。 無事に会社に着けるか?

 

13:00
会社にはなんとか到着し、10時くらいまでは気分は今ひとつだったが徐々に回復。 そしてお昼を迎え、今日もやはり、この時間にお通じがある。 しかし今回は術後で一番快適に出すことができた。 もちろん便は細いが比較的苦しむことなく出せたので感激している。 少し痛いのは傷があるのでこれは仕方ない。 快便により、気分はすっかり良くなった。 もう今日はこのまま快適に過ごしたいと願わずにはいられない。

 

19:00
うっ、やってしまった。油断したわけではないが、また肛門キュッが来てしまった。 今日は6回目だ。 なんどやっても、これは辛い。

 

21:45

「痛い、痛い、痛いーーーー! ヒリヒリする!!」


僕の肛門は、燃え盛る地獄門のように炎に包まれてるのか?

今日は、朝から、なんとなく肛門が、いつもより痛いような?くらいの感覚だったが、ここに来て、めっちゃ激痛になってきた。 少しでも動くと痛さが復活する。なぜ今さら? 痛みレベルではMAXに近いが、じっとしてれば大丈夫なので、なんとか.耐えれる。

しかし、毎朝いつもそうなんだが、朝イチ起きた時は、必ず肛門が痛い、そこが最大で、徐々に収まっていくいくパターン、いったい眠ってる間に何がおこるんだろうか?

 

ひょっとして、寝て覚えてないだけで肛門キュッが、繰り返されてのか? これをやると痛みが増幅されていくので要注意ではある。 さっきも小便を出していて、出し終わりくらいに、自然と肛門が.収縮し、肛門キュッ、そして飛び上がるほど痛かった。 

この肛門キュッの症状は、他の痔ブログを書いてる先輩方にも記載があったので、同じような人もいるらしい。 世界で一人ぼっちで無かった事は、少しばかりだが僕を安心させた。

それに、しても毎日のように、色々な経過をたどる。 そろそろ1日を通して、平穏無事な生活にもどりたいものだ。

 

23:30

疲労困憊の絶望の淵に僕は立っている。お腹の張りの苦しみでトイレに向かう。 ガスが溜まってるだけなのか、大便をしたいのか僕はもう感知することができない。
どっちも出しながら、踏ん張るも少ししかでない。 いや、この少しでも出たことにより、かなり楽にはなった。 今日はこれ以上は体力的にも限界だ。

 

「手術前の僕に戻してくれ、タイムマシンがあったら戻りたい」

 

この地獄はいつまで続くんだ? もう僕は僕でなくなったかのように感じる。

トイレの中で、苦しんでる時には、肛門キュッが3回あった。これがまたキツく、その都度、体力が奪われ、肛門も痛くて痛くて辛い。

大便の前に、小便を出したいが、大が出る寸前だと小が出にくい、でも大は詰まってでないので、小を出そうとすると、肛門が開き気味なので、小を出してる時に、肛門キュッが発生し、飛び上がり、その結果、小が止まる。そしてまた、小を出し始めと同じループで肛門キュッが発生だ。

外痔核手術 5日後

07:30

なんで、こんなに下ばかり見て歩いているんだ?

僕は気付いてしまった。会社に向かう通勤路で、いつもなら、前を向き、空を見て颯爽と歩んでいたはずだ。 これから訪れる絶望の未来が僕にそうさせてしまうのか?

 

朝の目覚めと共にトイレに向かうのは2日連続だ。こんな事は僕の人生で、初めてじゃないだろうか? そしてまた頑張るも、やはりなかなか出ない。 感覚的にはいつもなら、ここまて来れば出るってポイントを超えても出ないので辛い。

 

今日も無理か? と思った時、ついに細いながら便を出す事に成功! 昨晩に飲んだオリーブオイルが効いたのか? 全部出したスッキリ感は微塵もないが、取り敢えず仕事には行けるだろう。

今は、肛門が重い感じがする。 腫れてる感と言っても言いだろう。 しかしこんな時でも、社畜である僕はまた仕事へ向かう。

 

08:10 
昨日よりも、一昨日よりも、今朝は辛い、やっぱ便の出が足りないようだ。 気分も悪く電車でたってるのが辛い。乗り換え駅でベンチが空いてたらので、思い切って座ってみたら、今日から使ってる小型の肛門パットが良く、厚さもないため、圧迫が少なく座りやすい事がわかった。 さらに会社で椅子の上に置くクッションも持ってきてる。 昨日は空気で膨らます型を使ったが、これは今ひとつだった。

この二つの武器が、今日のアップデートだ。

 

9:00

会社に着いてみれば、なんとか仕事はできる感じ体調だったのでほっとしながら仕事に集中

 

12:00
今日、二回目の大便、やはり苦しんだが、出す時に手で下腹部を押すと、出す助けになることがわかった。もちろん、こんなことは今までもやっていた、違いは、一定のところまで押すと後は自動的に出てた感じだったので、今は最後で止まるので、押し続けるのか肝心なようだ。

少し出たので、体調は少しよくなり、なんとか定時までは頑張れそうな気がする

 

15:00
出ない地獄の苦しみを少しでも避けようと思い。処方されてるマグネシウムを追加で1個飲む
一錠の量と、1日の限度量をみると、MAX6錠まで飲める、しかし飲みすぎはよくないので、今日は朝昼晩のいつもの3回に、加え15時と寝る前に追加してみよう。 5錠だと多いとは思うが限度量内ではあるし、肛門の術後の腫れが引いてくれば、少しは広がるし、マッサージもできるので、しばらくはこれで様子をみようとおもう。 試行錯誤でこの難局を突破や!

 

16:30
便意があり、再びトイレで、さっき学んだ下腹部を押し続ける技を使うと、以前よりも出易くなった。それでも、まだまだ苦労してるし、便が細いのでやはり出口が狭い。 今日3回目なので、毎回量は少ないが回数でカバーして、今日の分は出せた気がする。

 

21:00
お腹が緩い感じはするが、取り敢えず平穏な時が流れてる。 このまま自然に眠りにつき、朝も苦しむことなく快便になることを願っている。 今日のブログは、平穏なら書くことはないだろう。 しかし、これまでの数日そんな日々は無かった。 はたして?

 

あと、昨日は、肛門キュッの激痛を経験したのは4回のみ、危険な動きを回避する技を身につけた。 そう僕は進化したんだと思う。 昨日は少なくとも15回はビクビクしてたので雲泥のちがいだ。

 

外痔核手術 4日後

いつも通り目が覚める。 ああっこれぞ日常だ。 もうあんなに苦しんだ日々は過去のものになるのだろうか? また新たな問題勃発になるのか?

 

僕はあまり寝起きに便意を催すことはないのだが、今日は起きたらすぐにトイレに行きたくなり、そして抵抗する余地もない感じ。

 

感覚的には、肛門が開いてる感じがあり、出てくるのを押さえられない感じがする。 これはあくまで感覚的なものだと思うが、いま電車に乗ってて、こんな便意が来るのが、ちょっと怖い・・・

 

しかし、それ以上に、再び、日常の生活で便意がきて、排便ができた喜び爆発! 少なくとも今日はもう、また出なくて地獄の苦しみを味わうことはないだろう。

 

しばらくは、下痢気味でもよいので、軟便な状態になるように、必ず処方されたマグネシウム薬は絶対に飲み忘れてはいけない。

 

「肛門が痛いよ、痛いよ(泣)」


二歳児のように泣きたいが堪える。

今日は会社で、2回トイレに行った、いずれも細い軟便。しかし、これを出すのにも結構苦労する。出なかった時の地獄の苦しみの比ではないが、辛いのに変わりない。

そして会社の昼休みには、肛門の傷口から出てくる黒い血みたいなので

 

「ひいっ(泣) 痛いよ(泣)」

 

今、この記事を会社から帰宅時の電車の中で立ちながら書いていたら、出発で揺れた時に、肛門キュッが起こり、そのせいで激痛になる。

この瞬間は、身体がビクッと反応し、顔は上に跳ね上がり、口が空き苦悶の表情になるから、周りからみたらかなりヤバいやつになってると思う。しかしどうしようもない。

 

今日はなんども、これがあった。バランスを崩す、急な動き、階段を降る、これらの動きが肛門に力をいれるようだ。階段なんか一段降りる事に大変な思いをする。手すりをもって、身体を支えながら降りれば多少マシではある。 あと電車から降りる時ってホームが数センチ下な事が多い、ここに着地するのがかなり辛い。なるべく最後尾にまわり、ゆっくり降りるしかない。

 

昼くらいまでは快調だったが、トイレ合計3回、何度も繰り返される、降りる動作からの肛門への刺激が、次第に、僕の気力を失わせる。

 

帰宅時には、かなり疲労困憊していた。

 

話は戻って、会社の昼休みには肛門パットは交換した。 汚れるし、独特の臭いが気持ち悪い、これは、毎日交換しよう思った。

大変な1日だったが、術後初めての仕事なんで、おそらくは今日がもっとも辛い日かも知れない。 徐々に改善を期待したい。

と書いてるうちに、電車の前の座席が空いた。座るべきか? 座ざるべきか? の葛藤の末、僕は座るを選択した。

 

「ん? 視界が斜めに?!」

 

なんだ、この変な姿勢のやつは?
と僕を客観的に見る事ができたら、間違いなくそう思う。

座ってると、特に肛門にパットを付けてるので、底が盛り上がってる。そして座るとそのせいで更に肛門が刺激されるというわけだ。これを避けるには、片尻に体重をかけ、斜めに座るしかない。また、さりげなく上げてる側に尻下に手を入れて斜め体制を、楽に維持する技術も必要だ。

 

「大丈夫だ、僕を見ていない、いける! いけるぞ!」

 

と心の中で叫んでると、前にいる少年と目があった。気のせいか? そして、また目が合う、僕が周りを気にしてるから目が合うのか、挙動不審で見られてるから目が合うのかわからないが、いつも僕に優しかった世界が変わってしまったのは間違いがない。

そして、また電車から降りる時に、ビクっと身体に衝撃がはしりながらいつも駅に降り立った。 この地獄はいつまで続くのだろうか?

 

18:30

家に帰ってからも。、一瞬の油断で、肛門の収縮させる筋肉を使ってしまい、飛び上がる程、痛い。しかし。、この筋肉さえ使わずに寝ていれば,ほぼ痛くない両極端な状態である。

ここまで、かなり心身混狽してい僕に、この後さらなる試練が待っていた。

 

20:00

「ううっ、また出ないよ出ないよ出ないよ、なんでやねん(怒)」

 

今日4回目の便意でトイレに行く。便が細く大した量が出ていないので、回数が多くなってるんだと思うが、今日、4回目の大便は、僕の疲労をさらに濃いくさせる。
しかも結局、便意はありながら、苦しんだだけで出なかった。と言うことは、また寝る前に、さっきより大きなくるしみなることは容易に想像できる。

 

また、あの全然出なかった時間が続いた今朝の状態に戻るのか? それを考えると恐怖で寒気がする。 あれは地獄の苦しみだった。 肛門の幅は狭くなってるのは間違いがないが、これは本当に改善するのか? 不安で仕方ないが、今の僕に出来ることはただ待つだけだろう。

 

さて、今は小康状態、これから訪れるであろう試練の時に備えて、少しばかりの休憩を取ろうと思う。

 

22:30
僕は今、必死にネットを調べている。 そう来るべき戦いに向けて丸裸で望めば同じ結果が待っている。 何か武器はないか?と調べるとオリーブオイルを飲むと、成分的にそのまま.腸に到達し潤滑油の働きをして便通がよくなるとあった。

 

しかし術後に飲んでもしみたりとか無いのか? 術後気をつけるもの食材は、コショウ、唐辛子等の香辛料系はそのまま.肛門まで到達しやすいので避ける方が良いと入院した時のもらったマニュアルに記載があった。 よし、今日は、オリーブオイルを試してみよう。さっき苦しんででなかった、あいつを明日の朝にスルっと追い出してやりたいぜ。

 

01:30

お腹が張る、とっトイレ・・・

僕の平穏な夜は、肛門の膨らみにより、いきなり嵐へと変わった。もう僕は大海原に投げ出されかが如く、振り回されるのみだ。

 

「ここは、どこだ? 僕は、どの地点まできているんだ?」

 

そう何もわからない。 もう、ただ眠ることさえ許されないのか? 結局、大きなガスが抜けただけで、大便は出なかった。 出ないと、ただ詰まり、それは結局、どんどん.固くなるだけだろう。 今まさに、敵は一極集中の最中だ。これをただ眺めていては大軍により蹂躙されるのみになる。その前に個別撃破したいが、それさえも苦戦。

 

まだ前々日の朝のように、死にそうまでは到達してないが、出ないとなれば、自然と辿り着いてしまうし、時間はあまりもう残されていない。

ここから僕はどすればよいのだろうか? このブログは基本的にはリアルタイムで書いている、そうまさに今は夜中の1:30で、今書いた事は偽りない本音ばかりだ。


02:20

「ひいっ!」

目の前に火花が飛ぶ、これは比喩ではなく冗談抜きにまさにそう感じる。

通常なら、変に力を入れたり、階段を降りる動作でもしないかぎりは、こうならないが、便が肛門近くにある時は、時折、それが肛門を刺激し一瞬の収縮が起きる。

ビクっとした反応、目が閉じられ、その瞬間に口が開き、そして目を開く動作が一瞬で行われ、それが眩しいので火花が飛ぶように感じるんだ。 本当に酷い醜態をさらしているが、これは反射的に起きる動作で、止められる代物では絶対に無い。

 

肛門に溜まった便のせいで眠る気にならないし、眠れなさそうだが、体力も尽きかけていて、おそらく、もうすぐ再び眠るだろう。

 

しかし、すぐまた、お腹の張りで目覚めだろう。

 

03:00
いつの間にか眠っていたようだ。 しかし肛門からは叫び声により目が覚める。

出してくれー、出してくれー

と囚人のようなら叫びが聞こえる。 大丈夫だ、まだ聞こえる気がするだけで、実際には聞こえてないと認識できている。僕はまた狂ってはいないようた。

 

苦しみのなか、今度は布団に入り眠りにつく。

外痔核手術 3日後

03:00
06:00
目が冷めた。

「ううっ、吐き気もするし、気分が悪い、ほんと最悪だ、誰か助けて・・・」

 病院は8:30からだから、あともう少し・・でも限界だよ。。

 

07:30
完全に目が覚める。
しかし便意は来るも、やはり最後が出ない。 体調の悪さはMAXで、もう動けない。 電車で行くなんて無理だ、タクシーか? でも電車の方が好きなタイミングで降りれる。
タクシーで長時間乗車は怖いし、ましては混んでないか? あと1時間耐えれば病院に行ける。

 

07:40
激しい便意に襲われ、再びトイレへ。

出たーーーー! ついに、まずはボンと少し出て、その後でもう一回。 4日ぶりの放出。

 

「ああっこんなにも世界は輝いていたんだ。」

 

4日分にしては少ないが、まあこれで、さっきまでの絶望の苦しさが嘘のように体調は改善した。

食べれなかったご飯を食べ、ここから病院に行ってもやることないので、病院行きも中止。

部屋で映画でも、見ながら快適に過ごしていたが、オナラが多い事に気づく、そしてオナラを出すと、その瞬間に肛門収縮して、その時、飛び上がるように痛い
この瞬間、大きな口があき、苦悶の表情なので、見てる人がいたらびっくりするとおもう。 この現象を肛門キュッと名付けよう。

しかし、出る前の苦しさに比べれば、こんな事は大したことではない。肛門を抑えながらガス抜きをすればほとんど痛くないことにも気づいた。

 

16:00

「ブヘッ、ん? なんだ、このネットリした肛門の感覚は?」

 

僕は急いでトイレに駆け込みパンツをずらすと、オナラをしたと同時に、うんこが出ている! 今までの人生でこんな事は一度もないので衝撃だが、術直後だからうまくコントロールできないんだろう、しかし意識したことなかったが、ガスだけ出す開放と、大便を出す開放、このあたりは何が違うか説明できないが脳が自然に調整してるんだろうか?

 

さらに、もう少し大便を出す事にも成功した。

この便漏れは衝撃だったが、明日から仕事復帰し、職場で万が一こうなってしまった時に備える必要がある。交換のパンツや廃棄用の袋等を万全の準備ができるという意味では、これを事前に知っておけてよかった。 すぐに必要物を買いに走る。

 

職場で、初めてこの状況になり、うんこまみれの服と、着替えがない、最悪な状況で、職場のトイレで呆然とするしかない状況は避けられそうだ。

 

この後は、ガス抜きはかなり慎重になりながら、平穏な時間を過ごすことができ、健やかに眠りにつく。

 

しかし、あまりの便を出す苦しみに忘れていたが、いつも大便時にひょっこり顔を出していいた痔核君が消えていた! そうか、もう彼と僕は別々の道を歩む事になったんだと、この時、初めて気付いた。 この先の人生で、もう二度と出会わないことを願う。