痔の手術体験記です。同じく痔で苦しんでる仲間達の参考になればとおもいます!

初受診

今、私は大阪の梅田にある病院にいる。 ここにはこの業界では有名な先生がいるらしい。

この私の奇病を診断できるのは、経験豊かな先生じゃ無いと無理だと思い、そして一刻も早く受診したい思いで、予約する暇もなく訪れると、診察まで4時間まちだった。

 

ズボンをずらして、横になって寝てくださいといわれる。

(あうっ、)思わず、かわいい声が出そうになるのを耐えながら、心の中で、やめてやめてと祈らずにはいられないが、しっかり診察してもしいので必死に我慢していたら数分で診断終了

 

先生と、その研修の先生みたいな人に、肛門を見られ、何か器具を突っ込まれるという、人生で初めての経験だった。

内痔核ですね、外痔核、少しありますが、それほど大きな症状でもなく、ジオン注射でもいけそうですね

という診断だった

 

「えっ、ただの、所謂、(いぼ痔)ってやつですか?」

 

世界でも症例の少ない奇病ではなかったんだ。 確かに考えてみれば、私は、痔という病名はしっていても、その症状がなんたるを知らなかった。

そして、気付いてみれば、一ヶ月の、手術日が決まった。 手術と言っても、注射なので日帰りですぐ終わって、痛みもほとんどないらしい。

 

「空がいつもより、青くかんじるなぁ」

 

病院を出た時、世界が変わって見えた、こんなにも世界は明るかったんだと。

 

昨日までは、先が見えない病に苦しめられていた(と勝手に信じていた)のに、私には新たな道が差し伸べられ、そして、ただそこを歩いて行けば良いという安心感に包まれている。